こんにちは、サイト管理人のnano(ナノ)です。
このコラムでは、就労移行支援のベルワーク久喜で行われているサービス管理責任者の資格を保有するスタッフが行うJST(職場対人技能トレーニング)プログラムを紹介しながら、就職してから状況に応じて話しかけるタイミングや対応方法などについてわかりやすく解説をおこなっていきます。
現在ベルワーク久喜では、常勤のサービス管理責任者1名 と非常勤勤務のサービス管理責任者1名が
在籍しております。
JSTとは「Job Related Skills Training」の略称で、職場において上司・同僚等との良い関係を築き対応力を養うトレーニング方法です。
目的:仕事で聞きたいことがあるのに、その人が他の人となにやら真剣に話をしている…いつ話し掛けたらいいんだろう?(疑問詞)…と悩むことがありますよね。その時の対応・対処の方法を考えます。
内容:まずは、話し掛けられずにいる時の自分の気持ちをグループワークで意見を出し合い整理してみます。
焦り、イライラ、話を中断させたら悪いかな…など。以前こういう場面に遭遇した際、遠慮して聞けなかったため自己流に仕事をしてしまい、うまく仕事が出来なかったという失敗談などの意見も出ました。
では、このような場面の時はどう行動したらよいのでしょう。
グループワークで色々な意見を出し合って考えてみました。
1.まずは話の途切れる瞬間を見計らってから話し掛ける。
2.話し掛ける際には「お時間よろしいですか?」「お話し中すみません」等の枕詞は必ず使う。
3.本題に入る前に「1分だけ」や「1点だけ」などの具体的な量を伝えるのも話し掛けられた相手が目安をつけやすいので、有効ではないかとの意見が出ました。
4.事前に質問事項を整理しておいて、短時間で済むようにしておく。
5.聞かれても問題ない内容であれば、待ってもらっている人に対して背を向けずに話す。
そして最後に話していた相手も含め、二人に対してお礼や謝罪の言葉を必ず述べるという意見でまとまりました。この後はロールプレイを通して練習をし、話し掛けられた方の気持ちも体験してみながら、少しずつ良いものにしていきました。
ロールプレイをすることで、相手の気持ちやタイミングも汲み取る感覚を肌で感じ取れます。
対応や対処の方法がわかっても実際にうまく使えなかったら意味がありません。ベルワーク久喜では就職した際、自然に上手な立ち振る舞いができるよう、通所している間、何度も繰り返し練習を行いながら身につけていけるようにしていきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
簡単に説明しましたが、ベルワーク久喜では、社会人として職場において上司・同僚等との良い関係を築き対応力を養うトレーニングを受けることにより役にたつというプログラムというかたちにして提供しております。人間関係に上司・同僚等との良い関係も保ちながら、自分らしく継続的に働くことは、とても大切なことです。
少しでもこのコラムが就労に向けての情報としてお役にたてれば何よりです。